<メッツ4-2ダイヤモンドバックス>◇25日(日本時間26日)◇シティフィールド

 メッツ松坂大輔投手が今季初先発し、6回、98球を投げ3安打2失点に抑え2勝目を挙げた。6三振を奪い2四死球。防御率は2・33。

 1回は2三振を奪い3者凡退の好スタート。2回、先頭の4番ヒルに中前安打。続く5番プラドに右へ適時三塁打され1点目、さらに6番ロスの内野ゴロの間に2点目を失い先制を許した。それでもその裏自ら左前適時打を放ち1点を返した。すると5回に2-2の同点。6回を投げきり、その裏の攻撃で代打を送られたが味方が勝ち越し。勝利投手の権利が発生した。

 メッツは8回に1点を加え4-2。9回はメヒアが抑え、松坂に今季先発初勝利が記録された。

 今回の先発は、23日(同24日)のダ軍戦が、4回途中で降雨ノーゲームとなり、25日にダブルヘッダーが組み込まれたため、先発投手が不足。経験豊富な松坂に白羽の矢が立った。

 今季は4月16日のメジャー昇格以来、これまで全14試合に救援として起用されてきた。メジャー8年目で初セーブを挙げるなど1勝0敗、チーム1位の防御率2・14と、慣れない役割でも結果を残してきた。

 この白星で先発ローテーション入りする可能性は決して高くないが、この日の好投で完全復活へまた一歩前進したことは間違いない。