<カブス4-1ロッキーズ>◇28日(日本時間29日)◇リグレーフィールド

 カブス和田毅投手(34)がロッキーズ戦でメジャー初勝利を飾った。7回5安打6奪三振1四球で1失点(自責1)。防御率は3・38。

 この日は伸びのある速球とチェンジアップを有効活用した。初回を3者三振でスタートさせると、2回も3者凡退。3回は先頭に右前打を許すも落ち着いた投球で無失点に抑えた。味方が2点の先制に成功した直後の5回。2死二塁からカルバーソンを三ゴロに打ち取ったに見えたが、ワンバウンドした三塁手の送球とカルバーソンがほぼ同時に一塁に到達し、塁審はセーフと判定した。これに対し、カ軍レンテリア監督がチャレンジした結果、判定が覆りアウト。和田は窮地を逃れた。

 失点したのは6回。1死から2連打で一、三塁とすると、3番ゴンザレスは空振り三振としたが、次打者アレナドに中堅前にポトリと落ちる浅い飛球を打たれ、三塁走者が生還した。7回を無失点とした後、8回もマウンドに戻ったが、投球練習後にロ軍が代打を送ったところで投手交代。地元ファンの拍手に包まれながら降板した。

 和田は「前回(内容が)悪い中、今回自分を使ってくれたカブスの監督やGMの方に感謝したい。感謝したことが、今日こういうふうにつながったので本当にすごくうれしいです。本当にすべての方の後押しのおかげでここまで来れた。勝つことができて、ようやく0から1になれた。これからどんどん結果を出して、もっともっとチームそしてファンに認めてもらえるように頑張ろうと思います」と話した。

 打席は右飛、空振り三振だった。