<アストロズ8-3レンジャーズ>◇9日(日本時間10日)◇ミニッツメイドパーク

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(27)がアストロズに5回途中6失点KOされ、7敗目(10勝)を喫した。

 立ち上がりから苦しんだ。初回先頭グロスマンに11球粘られた末に四球を与えると、次打者を三振とした後で、3番カーターにストレートの四球。2死一、二塁から2連打と味方失策で2点を失った。

 軸となる球が見つからないまま、2回から4回までは毎回球数がかさみ、走者を背負う苦しい展開の中、何とか無失点でこらえた。だが、マウンドに戻った5回、2連打と四球で無死満塁とすると、シングルトンに右翼線いっぱいに入る二塁打を許して2失点。なおも無死二、三塁の場面でドミンゲスに初球ツーシームを中前打され、さらに1点を献上してしまった。無死一、三塁としたところで113球を投げて無念の降板。2番手アドコックが変わり端に右翼適時打を許し、この回は4失点だった。

 4回を投げて9安打7奪三振4四球で6失点(自責5)。防御率を3・06とした。

 ダルビッシュは「まっすぐのコントロールが難しかったですし、結構、他の変化球もあまり切れていなかったので(投球の組み立てが)難しかったです。(2~4回は無失点)ランナーを出しても、ちゃんと点は返されないようにってことだけを考えて投げました」と話した。