米大リーグはワールドシリーズが終わり、フリーエージェント(FA)選手らの去就が注目されるストーブリーグに突入した。

 日本選手では前田健太(広島)金子千尋(オリックス)の両右腕の動向が米メディアでも関心の的となっている。

 ともに海外FA権を持っておらず、メジャーに挑戦するにはポスティングシステムでの移籍を球団に認めてもらう必要がある。しかし大リーグ公式サイトは10月31日、有力FA選手25人の中で前田を14番目に紹介し「もし(球団から)認められればいい契約ができるだろう」と好投手であることを伝えた。

 同日のNBCスポーツ(電子版)もトップ150選手を掲載。前田と金子はリストに入らなかったが「もしポスティングシステムが使われればトップ25位に割り込んでくるだろう」とした。今季ヤンキースで11勝を挙げて連続2桁勝利を5年に伸ばした黒田が23位、ロイヤルズのワールドシリーズ進出に貢献した青木が33位であることを踏まえれば、2人の評価の高さがうかがえる。