レッドソックスは1日(日本時間2日)、前日7月31日にマニー・ラミレス外野手(36)をトレードでドジャースに放出した背景を明らかにした。エプスタインGMとフランコナ監督がアスレチックス戦の試合前にフェンウェイパークで会見。同GMは「チームとして今回の決断を誇りに思う。組織が結束して新たにまとまることが大事だった」と放出理由を語った。

 同GMはラミレスが最近1週間で球団批判を繰り返していたことに言及。「組織が揺らぎ、他の選手が最良のプレーをできる状況でなくなった」と説明。主砲を排除しても編成の立て直しが必要だった事情を語った。フランコナ監督は当面の4番はローウェルに任せ、5番にパイレーツから獲得したベイを置く方針を示した。同監督は「今こそ前を見て戦う必要がある」と気丈に語った。ラミレスの親友オルティスは「マニー(ラミレス)はハッピーだろう。我々は分からない。でもハッピーな方向に導かなければ」と話していた。(ボストン=山内崇章)