<カブス9-2ナショナルズ>◇23日(日本時間24日)◇リグリーフィールド

 打撃不振に苦しむカブス福留孝介外野手(31)が、地元ファンから強烈なブーイングを浴びた。4回2死満塁で空振り三振に倒れると、一斉に「Boo~」。7回、先頭打者で迎えた第4打席に見逃し三振を喫すると、再び容赦ない声が客席から飛んだ。

 11打席連続無安打で、8月の打率は1割4分5厘と低迷。好打者が持つ打席での雰囲気は影を潜めた。事態を重く見たピネラ監督は「明日、福留と話し合う。技術的な問題だろう。タイミングが速球には少し遅く、変化球には少し早い。どちらかの球種を一貫して打てるようにならないと」と緊急面談を明言した。

 6回の守備では、打球をお手玉し、さらには二塁への悪送球と2失策。打撃でのスランプが守備にも影響し始めた。4日連続で会見を行わなかった。(シカゴ=佐藤直子通信員)