オリオールズ上原浩治投手（３４）が８日、打者としてマリナーズ・イチロー外野手との対戦を熱望した。イチローが前日、投手としてエンゼルス松井と対戦したいという意向を掲げたことに対し、「オレじゃダメですかねぇ」と笑顔で話した。

　ア・リーグは指名打者制を採用するため、打撃機会はほとんどないが、上原の打撃は巨人時代には定評があった。「去年は２打席。三振と小学生でも捕れるようなライトフライ。でも、１０球ぐらい粘ってベンチからグッドジョブと言われた。どうしてもメジャーでヒットを打って記念のボールをもらいたい。イチローさんはオレより球が速いし、それで打てたらうれしいじゃないですか」とやる気満々。イチローとの対戦が実現する可能性はほとんどないものの、メジャー初安打への思いは強いようだ。