【フォートマイヤーズ(米フロリダ州)17日(日本時間18日未明)=山内崇章】レッドソックス松坂大輔投手(29)が、予定より4日遅れで今キャンプ初となるフリー打撃に登板した。13日(同14日)に予定されていたフリー打撃登板だが、当日のブルペン投球中に首筋の強い張りを感じ、片頭痛にも悩まされて、この日まで延期されていた。

 フランコナ監督、エプスタインGMが見守る中、3Aクラスのヒューレット、サンチェス、ベイツの3人に対して40球。直球だけでなくカーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップ、シュートの変化球も交え、安打性は3本だった。その後も防護用のネットを外し、打者を立たせたまま12球を投げ込んだ。

 16日、首の状態について「1日1日良くなっています」と、万全の状態に近いことをアピール。キャンプイン直前の2月12日に背中の張りを感じてスロー調整を強いられ、今回は首の張りに悩まされた。ようやくフリー打撃のメニューを消化したことで、ファレル投手コーチは21日のマイナー戦で2イニング限定での登板を明言。公式戦開幕後の初先発は4月中旬以降にずれ込むことが濃厚だが、一気に調整ペースを上げていく。