レッドソックス松坂大輔投手(29)が17日(日本時間18日)、首の張りのため予定より4日遅れで今キャンプ初のフリー打撃に登板した。3Aの打者3人との対戦形式で40球を投げ、安打性3本の力投だった。ブルペンで62球、対戦形式のフリー打撃40球、打者を立たせたシミュレーション14球。合計116球を何ら制限なく投げた表情に充足感が浮かんだ。「(投げる球種によって)不安はありましたが、特に(首、背中の)問題はありませんでした」。

 左打者には外角からストライクゾーンに入るスライダーが決まり、右打者には外に逃げるカットボールで芯を外した。高めに伸びる直球は、後方へのファウルにしかならない。ファレル投手コーチは「不安なく気分よく投げたことが最大の進展」と評価。19日に再度ブルペン入りし、異常がなければ21日にマイナーのオープン戦で2イニング投げる予定。松坂は「ここからはスケジュールを崩さず進めたい。前に進む」と意気込んだ。(フォートマイヤーズ=山内崇章)