米独立ゴールデンベースボールリーグのチコ吉田えり投手(18)が23日、オレンジカウンティ戦で2敗目を喫した。4度目の先発から21日ぶりの登板でナックルの制球が安定せず、カーブ主体の組み立てに切り替えて3回まで無失点に抑えた。だが4回に先頭の中前打をきっかけに5連打。1死を奪った後、相手投手に中前打され67球で降板した。3回1/3を投げて7安打(1本塁打)3四死球2奪三振で6失点(自責点6)。チームは2-15で大敗した。

 吉田は4回に味わった完全KOに「何が悪かったのか分かりません…」とうなだれた。だが、収穫もあった。2回に空振り三振を奪ったナックルは「揺れ方も落ち方もすごくよかった」とうなずいた。当面の課題はフォームを安定させること。他の横投げ投手のフォームを自らカメラ撮影し、自分のフォームと比較しながら研究している。次回登板は27日ビクトリア戦。「試合で投げてどんどん経験を積みたいです」と黒星を糧にする。(チコ=佐藤直子通信員)