前アスレチックス岩村明憲内野手(31)が24日、新天地に備えて肉体改造に着手した。メジャー4年目を終えて帰国。直前までの約10日間、一流アスリートが集う米アリゾナ州のトレーニング施設で猛特訓に励み「自分を追い込んできた」という胸板は、厚く盛り上がっていた。

 「この時期にウエートをやるのは初めて。今年に限っては、シーズンで疲れたとは思っていないから」。パイレーツに移籍するも6月にマイナー降格。3Aの全日程終了とともに解雇され、最後の3週間はアスレチックスでプレーした。現在はア軍も退団しフリーの立場。移籍先は日米を問わない姿勢だが「(オファーは)まだないでしょう。そんな簡単な話ではない」と長期戦も覚悟する。ただ悔しい1年を送っただけに「自分の中では2011年が始まっている」とトレーニングは怠らないつもりだ。