ツインズ西岡剛内野手(26)が、27日(日本時間28日)に行われるオープン戦初戦レッドソックス戦で「2番二塁」でデビューする。ガーデンハイアー監督は「まずは二塁で試したい」と断言。レギュラー組の二塁手として連係プレーを確認し、基本を重視するツ軍流をたたき込まれた。

 約2時間にも及ぶ練習で「いいぞ、ニシ!」とゲキを飛ばし続けたのは、ツ軍を2度世界一に導いた前監督トム・ケリー氏(60=現GM特別補佐)。自らノックバットを持ち、西岡にも飛球の捕球方法、捕球から送球までの時間短縮、走塁など細かなアドバイスを送った。熱心に耳を傾け、質問する西岡に「骨のある指導しがいのあるやつだ。ニシは必ずチームにフィットする」と目を細める。

 名物練習「グッドモーニング・アメリカ」を生み出したのもケリー氏だ。「接戦を制するのは守備」という教えは、ガーデンハイアー現監督にも受け継がれている。ケージ打撃の順番を待つ間、二遊間を組むカシーヤとの連係を再確認する“特守”を受けた西岡は、「守りのチームを作りたいっていうのが分かる」と、ツ軍が目指す形を肌で感じ取った。(フォートマイヤーズ=佐藤直子通信員)