アスレチックス松井秀喜外野手(36)が、7日(日本時間8日)のマリナーズ戦から調整を「第2段階」に引き上げる。現在は1日おきにオープン戦に出場中だが、ゲレン監督は3日(同4日)、「6日の試合の後は連続して試合に使うかもしれない」とプランを明かした。

 今季は昨年より9日間早い2月28日からオープン戦に出場。第1段階として打撃の勘を取り戻す作業に入った。1日おきに3打席ずつ積み重ねてきているが、第2段階では連続出場に体を慣れさせる作業に入る。松井も「いつでもいいですよ。チームのプランに従うだけ」とGOサイン待ちだ。ゲレン監督が週明けから決断すれば、イチローも出場の可能性がある、開幕カードでもある一戦から、松井もギアチェンジする。

 開幕までの最終段階は中軸として打線を機能させること。そのため打撃に全神経を注ぐ。すでにゲレン監督はオープン戦で外野では起用しないと断言。松井も受け入れた上で「(状態として)いつでもできる。今年は去年以上にヒザもいいので体がある程度、大丈夫だったら守備も大丈夫」と臨時対応もできる自信を見せた。今日4日(同5日)にはレンジャーズ戦に出場する予定だ。(フェニックス=広重竜太郎)