<アスレチックス0-5ヤンキース>◇5月30日(日本時間31日)◇オークランドコロシアム

 不振のアスレチックス松井秀喜外野手(36)の起用について、米メディアから初めて疑問の声が上がった。古巣ヤンキースとの一戦に5番DHで2試合ぶりに先発出場。だが、2回無死二塁の絶好機で三邪飛に終わるなど3打数無安打。連勝が4で止まり、試合後の監督会見では、松井ら不振の選手の起用について地元メディアから厳しい質問が相次いだ。

 「いつまで我慢するのか?」。シーズンの約3分の1を終え、打率2割2分2厘にとどまる指名打者が、2割6厘の2番打者バートンとともにやり玉に挙がった。ゲレン監督は「いい打球は打っているが、安定した打撃を見せていない」と釈明。打線の変更については「まだ決めていないが、可能性がないわけではない」と含みを持たせた。

 その松井を擁護したのは、かつての仲間だった。試合前に日本語で「トシヨリ!」と冷やかしつつ旧交を温めたヤ軍のジーターは「野球だからいい時も悪い時もある。(日米通算)500本塁打まであと4本。このカードで見たいけどね」と気遣った。松井は完封負けを喫したヤ軍先発コローンについて「球は速かったし、コントロールもよかった」と冷静に振り返った。バットでしか周囲の重い空気は振り払えない。(オークランド=広重竜太郎)