<ホワイトソックス2-6ツインズ>◇7日(日本時間8日)◇USセルラー・フィールド

 ツインズ西岡剛内野手(26)が走攻守にわたり、勝利に大きく貢献した。ホワイトソックス戦に「8番遊撃」で出場。1点リードの2回1死三塁、外角寄りのツーシームを中前適時打。次打者の打席で二盗に成功し、後続の適時打で自らも生還してチームを勢いに乗せた。

 第2打席ではフルカウントから外角スライダーを逆らわずに左翼前へ。移籍後初の3安打を放った前日に続く、2試合連続のマルチ安打。「こういう形で打っているから、自然とヒットが出ているんだと分かってきた」と、手応えはより確かなものとなってきた。

 守備でも5回に好プレーを披露した。ホ軍に2点を返され、なお2死三塁の場面で、三遊間を抜けそうな打球を逆シングルで好捕。体勢を崩しながら送球し、アウトを奪った。ガーデンハイアー監督は「だいぶ肩の力が抜けてきた。これからどんどんいいプレーが出るぞ」と期待を寄せ、西岡も「こういうプレーを見て獲得してくれたと思う。もっと期待に応えたい」と気合十分。いよいよ西岡のエンジンがかかり始めた。(シカゴ=佐藤直子通信員)