ブルージェイズの地元トロントが早くも日本ハム・ダルビッシュ有投手(25)の歓迎ムードで盛り上がる。ブ軍がポスティング史上最高額を入札して独占交渉権を落札したと報じられており、地元紙ナショナル・ポスト電子版は18日、「東洋のロイ・ハラデー(現フィリーズ)だ」と前エースの再来を期待した。今季のチーム総年俸が約7060万ドル(約53億円)。契約総額だけで同程度になるとみられており、「ジェイズに似合わない散財だが、それで野球熱が盛り上がるなら」と93年の連続世界一から遠ざかるプレーオフ進出が狙えるとした。

 またトロント・サン電子版は今季限りで引退した前ヤクルト外野手で、カナダ出身のアローン・ガイエル氏に取材。メジャー経験も豊富な同氏は、「たとえるならペドロ・マルティネス。時がたてば彼のすごさが分かる」とサイ・ヤング賞3度の大投手を引き合いに出し、ダルビッシュの成功を信じて疑わなかった。