オリオールズが、FAとなっている和田毅投手(32)と再契約しないことが分かった。デュケット編成本部長が21日、ボルティモアの地元メディアに明かした。和田は11年オフにソフトバンクからFAでメジャー移籍し、同12月に2年815万ドル(約8億1500万円)でオ軍に入団。だが12年5月に左肘靱帯(じんたい)再建術を受け、故障から復帰後はマイナーで登板を続けていた。今オフ、球団は500万ドル(約5億円)の来季契約選択権を破棄したが、マイナー契約で再契約することを希望していた。

 同編成本部長は「和田のオリオールズでの選手生活は終わったと思う。お互いに別の道を進むことになった」と明かし、メジャーで1度も登板することなく退団することについて「うまくいかず残念だ」と話した。和田へは古巣のソフトバンクやオリックスが興味を示している。