右肘痛で故障者リスト(DL)に入っているヤンキース田中将大投手(25)が変化球を解禁する。20日(日本時間21日)のブルペン投球で、変化球を交えた本格投球へ進むことになった。ヤ軍首脳陣が19日(同20日)に明かしたもので、すでに18日の休養日に自主練習でテスト。平地ながら捕手が座った状態でスライダー、スプリットを5球ずつ投げ感触を確かめた。

 アストロズ戦の試合前にも、カーブやチェンジアップの握りで軽く「試投」を繰り返した。ジラルディ監督は「新しいことではなくスケジュール通り」と順調さを強調。今後は今週末にもフリー打撃登板、次週には実戦段階へ進む見込み。プレーオフ争いの佳境へ向け、「9月上旬復帰プラン」は着々と進行中だ。(ニューヨーク=四竈衛)