アスレチックス傘下2Aミッドランドの中島裕之内野手(32)が、3日のフリスコとのディビジョンシリーズで左手首を骨折していたことが4日、分かった。プレーオフ第1戦で、8番一塁として先発。5回の守備で、犠打を処理した三塁手の送球が本塁側にそれ、左腕を伸ばして捕ろうとしたところ打者走者と衝突。そのまま交代していた。病院でエックス線検査を受けた結果、左手首骨折と判明したという。

 現在はギプスで患部を固定しているが、自然治癒に任せるのか、手術を受けるのかは、近日中にチームドクターと相談して決める予定だ。今季はマイナーで85試合に出場して打率2割4分7厘、6本塁打、35打点。守備は遊撃だけでなく一塁、二塁、三塁にも挑戦していた。米2年間でメジャーの試合に出場することなく、今季限りで契約終了となるため、古巣西武や阪神など複数の日本球団が獲得調査を行っている。