右肘痛で離脱中のヤンキース田中将大投手(25)が12日(日本時間13日)、フロリダ州タンパのマイナー施設でブルペン投球を行った。マイナーの関係者らが見守る中、ほぼ全球種を交えて29球。セットポジションからの投球を含め、丁寧に投げ分けた。その後は、気温32度の酷暑の中、中距離ダッシュなどで精力的に汗を流した。

 田中は前日にタンパ入りし、ヤ軍がレイズ戦の遠征で同地に滞在する15日(同16日)に、教育リーグの練習試合に先発する。メジャー復帰前の「最終テスト」として60~70球をメドに投げる見込みだ。現時点で、ジラルディ監督ら首脳陣は具体的な復帰予定を明かしてないものの、その後は中5日で21日(同22日)のブルージェイズ戦でメジャーへ復帰。さらに27日(同28日)のレッドソックス戦でも投げることになりそうだ。(タンパ=四竈衛)