<レッドソックス10-4ヤンキース>◇27日(日本時間28日)◇フェンウェイパーク

 ヤンキースのイチロー外野手(40)が21年連続の100安打を達成した。レッドソックス戦の5回1死無走者の第3打席、低め156キロの速球をたたくと、強い当たりに三塁手がダイビングキャッチを試みたがそらし、内野安打となった。これが今季100安打目で、メジャーではデビュー年から14年連続、日米通算では王貞治氏の最長記録21年に並んだ。メジャーでは4256安打のメジャー記録を持つピート・ローズ氏が23年連続を記録している。

 シーズン161試合目での達成。今季はスタメンが93試合と、昨季の128試合から大きく減った。その中で到達した100安打に「今年はもちろん、難しいかなと思ってましたが、目の前に(区切りの数字が)ありましたからね。やれないよりは、やれた方がいい」と感慨深げだった。

 しかもこの日は今季初の「1番」で、引退するジーターと1、2番コンビを組んだ。球宴では、06年から5年連続でジーターと1、2番を組んでおり、ジラルディ監督が配慮したもの。イチローは「いやそりゃあ、ありがとうございますと言うしかないです」と話し「ラインアップカード、いつも捨てるんだけど、今日は取っておいた」と記念にすることを明かした。

 ▼イチローが14年連続の100安打到達。今季はチーム161試合目、自身142試合目だが、13年のチーム105試合目、自身99試合目を超えて最も遅い到達となった。日米通算では21年連続の100安打。日本最長の60~80年王貞治(巨人)と並んだ。大リーグ最長はピート・ローズの23年連続。