ブルージェイズからFAとなった川崎宗則内野手(33)が、来季の移籍先を日本かメジャーどちらかに一本化したことが明らかになった。16日、都内でサイン会に出席。集まった100人のファンに丁寧に対応し、去就について「少し決まってきました。話は進んでます。迷いが少しずつ取れてきました」と話した。

 今季は6月中旬からメジャーに定着。自己最高の打率2割5分8厘で米3年目を終えた。シーズン終了時は「日本もアメリカも両方視野に入れている」と日米両にらみだったが、「考え方は変わりました。どちらかは秘密ですけど、もう少ししたら発表すると思います」。国内ではオリックスや古巣ソフトバンクなど複数球団が動向を調査しており、水面下で交渉がまとまりつつある模様だ。

 3年前、イチローに憧れて海を渡った。「アメリカに行って、いろんな世界を見せてもらいました。僕はまた自分の人生を、僕の好きなように決めたい」。同じ遊撃手で、海外FA権を行使してメジャー挑戦が濃厚な鳥谷敬内野手(33=阪神)についても「好きなことを正々堂々とやればいい」とエールを送った。