広島は28日、本拠地のマツダスタジアムで公式戦チケットの購入に必要な整理券を配布した。

 ヤンキースから黒田博樹投手が8年ぶりに古巣に戻り、優勝への期待感から、27日夜にはファンが徹夜で並んだ。

 3月1日の発売初日にチケットを購入するための整理券で、球団によると、ファンの列ができ始めたのは今月21日から。26日には場所取りのため置かれた段ボールやシートを撤去したが、それでも同日夜には約170人が並び、27日には敷地から列が一時あふれるほどに膨らんだ。

 ことしは年間指定席が既に完売。予想以上の人気ぶりに、昨年約1700枚配った整理券を約5000枚用意している。球団職員は「例年より並ぶ人が多い。ファンは優勝を意識してヒートアップしている」と話した。