巨人が、開幕オーダーの土台を固めて残りの実戦に臨む。原辰徳監督(56)は14日の西武戦(西武プリンスドーム)スタメンを発表。「希望はあるが、現実もある。あと(練習試合を含め)7試合だからね」と説明し、打順のポイントとする1番に坂本、4番に高橋由、7番に井端と、実績と調子を兼ね備えた面々を配した。復帰戦となる阿部に、合流間近の長野、アンダーソンを加えてベストの打線となるよう、現状の最善策で仕上げに入る。

 当然あるべき村田の名前がなかった。「本来の村田修一を取り戻してもらいたい。それ以上、あれこれ言う必要はない」と原監督。徹底的に打撃を見直す時間を与えた。福岡から移動したチームは、そのままジャイアンツ球場で打ち込みを行った。12日のソフトバンク戦で好投した菅野の開幕投手も正式に決定。15年の布陣を固めに入る。