またまた最速更新だ。西武のドラフト1位、高橋光成投手(18=前橋育英)がイースタン・リーグDeNA戦で公式戦デビューを果たし、自己最速154キロを計測した。7回、2番手で登板すると、1回を1安打1三振、無失点。夏場の1軍昇格を見据え、じっくりと育成される右腕。実力の片りんを惜しげもなく見せた。

 高橋光は力感あふれるフォームから、ミットをズドンと鳴らした。「すごく緊張しましたが、腕もしっかり振れていて良かったんじゃないかと思う」。自己最速の154キロをたたき出し、141キロの高速フォークで三振を奪った。上々の公式戦デビューだった。

 高校時代の最速は149キロ。それがプロ入り後、メキメキ上がっている。2月18日の阪神戦(春野)では152キロを記録し、この日は9球投げた直球のうち7球が150キロ超え。「体幹が前よりしっかりしてきた。それが球速アップにつながってるんじゃないか」と自己分析した。

 直球への自信もついてきた。こだわるのは制球ではなく勢い。「絶対打たれないとか、そこまでの自信はまだないけど、少しずつそういった自信がついてきてるかなと思う」。90キロだった体重はキャンプを経て86キロにシェイプアップされた。「最速が上がるのは、自分の想像以上です」と笑った。

 キャンプで見てきた清川2軍投手コーチは、高橋光の速球を投げる能力に太鼓判を押す。ゴロ捕などの練習で、切り返し、ジャンプなどの運動能力が群を抜いているのだという。「バスケットボール選手か、テニスの錦織選手みたいな動きをする」。蹴りと踏ん張りは投球に必要な要素。そのバネを生かせるからこそ、速い球が投げられる。

 次回は22日のイースタン・リーグ日本ハム戦(鎌ケ谷)に先発し、3回を投げる予定。そこから毎週日曜日、2軍での登板が続く。じっくりと力を蓄え、1軍昇格の日を待つ。【竹内智信】