「ジャイアンツガール」倍増計画を推進する。巨人が、4月下旬から5月上旬の野球観戦シーズンに合わせ、女性ファッション誌の誌面をジャックすることが24日、分かった。片岡治大内野手(32)長野久義外野手(30)小林誠司捕手(25)宮国椋丞投手(22)の独身イケメン4選手が人気女性ファッション誌4誌に登場。2軍の活性化を目指す「G2プロジェクト」に続き、第2弾で新たなファン層の拡大を目指す。

 巨人きってのイケメンが、女性ファッション誌の誌面を彩る。片岡がan・an1952号(4月24日発売)、宮国がCREA6月号(5月7日発売)、長野がHanako1086号(4月30日発売)、小林がwith6月号(4月28日発売)に登場する。カープ女子のように、野球界全体で女性ファンが増加。巨人の女性ファンにも呼び名が諸説あるが定着せず。誌面ジャックで女性ファンのさらなる獲得を目指す。

 注目したのは、選手個々の“かっこよさ”だった。「女性が選手の存在を知る機会って、そんなにないんです」。読売新聞事業局スポーツ事業部の前田聡美さん(28)は現状を分析した上で企画を提案した。「わかりやすく、かっこいい写真でPRすればどうかなと。最初は誰? でもいい。でも、雑誌を見て、かっこいい選手に会いたいから、見に行ってみようって思ってくれる方がいれば、広がるんじゃないかなと」。

 根本にあるのは「野球の楽しさを知ってほしい」との思いだが、多種多様な入り口を用意する。小林は「めっちゃ、恥ずかしかった」と照れながら「何かのきっかけになれば」と笑顔で話した。長野は近日中に撮影予定だが、撮影済みの3選手のカットはレアな表情や姿、トークが満載。女性ファッション誌界に新風を吹き込むとともに、球界を盛り上げる。