プロ注目の二刀流、北海学園大の川越誠司(4年=北海)が、今季初戦の北大戦に4番DHで先発出場した。昨秋は、打っては打率4割、1本塁打、9打点。投げては3試合に登板し、北翔大戦では1失点完投勝ちも。特別賞とベストナインをダブル受賞した外野手兼投手を目当てに、この日は6球団のスカウトが集まった。

 結果は4打席目の9回先頭で放った中前打1本の5打数1安打だったが「力が入ると思っていたので、しょうがない。個人的に1本が出たのはこれからの試合で大きい」と前向きだった。チームでは、まず「不動の4番」としての働きが求められる最速148キロ左腕は「打って、引っ張っていきたい」と主砲の覚悟を示した。