振り逃げで2者が生還する珍しいシーンがあった。

 ソフトバンク柳田が同点ソロを放った直後の7回2死二、三塁。中日山井が高谷を空振り三振に仕留めたが、暴投で振り逃げになった。三塁走者の李大浩が決勝のホームを踏んだ。さらに相手捕手の悪送球で、一気に二塁走者の松田も生還。工藤公康監督(52)は「デホが行けると判断して、スタートを切ってくれた。松田もスキを突いたいい走塁だった」とたたえた。2年前のセ・パ交流戦でも、同じ中日を相手に三振振り逃げで2点を挙げていた。