阪神鶴岡一成捕手(38)が判断ミスを激走で取り返した。

 同点の5回に先頭で出塁すると、二塁に進んで1番上本の打席を迎えた。上本が放った打球は、遊撃頭上へのハーフライナーだった。鶴岡は「打球判断を間違えてしまった」と二塁への帰塁がよぎり一度ストップ。中前打と分かり、再度スタートを切った。ギリギリのタイミングとなったが、高代三塁コーチの指示で本塁に突入。なんとか勝ち越し点をつかんだ。高代コーチは「センターが緩慢な追い方をしていたし、シートノックから送球もあんまり良くなかった。走塁としては褒められへんな」と言いながら、勝利の味をかみしめた。