巨人亀井善行外野手(32)が、1試合2本塁打を放ち、試合を決めた。

 5回無死、1ボールからのカーブを右翼席に一直線で運ぶ先制の4号ソロ本塁打を放った。「(昨日ノーヒットだったが)結果を意識しすぎず、『我慢して続ける』気持ちを持って、自分のスイングをしようと決めていました。(カーブに)うまくためて打つことができました。良かったです」とホッとした表情で話した。

 7回の3打席目には2打席連続の5号ソロを放った。

 試合後のヒーローインタビューでは汗びっしょりながら、満面の笑みを浮かべていた。「ずっと、もやもやしていたので勝って良かった。ホームラン打者じゃないけど打てて良かった。(久々の1試合2本塁打?)たまたまです。みんな苦しみながら戦っている。1つでも貯金を作って球宴まで積み上げていきたい」。9回にも二塁への内野安打を放ち、この日3安打2打点の活躍を見せた亀井のバットが、チームを2位に浮上させた。