ウエスタン・リーグ、オリックス16回戦で“ベンツ破壊事故”があった。7回の阪神の攻撃で陽川尚将内野手(23)が小松聖投手(33)から三塁ベンチ裏方向に大ファウル。打球は高さ50メートルの防球ネットを越え、直撃したガラス製の丸形街路灯を破損。その一部が近くに駐車していた小松のベンツを直撃し後部ガラスにボール大の穴が開いた。

 小松にとっては15勝で新人王に輝いた08年「ヤナセMVP賞」としてもらった愛車。小松は「上がった瞬間、自分の車にいきそうだなと…。でも仕方ない。直してもらってまた乗りたいです」と苦笑い。陽川は試合後、小松に謝罪。打撃も4の0で「散々でした」と笑えなかった。

 なお、ベンツは、阪神球団の保険で修理される。