阪神守護神の呉昇桓投手はアン・ハッピーバースデーになった。

 33歳誕生日の9回、今季初めてリード(2点)を許した場面で登板。だが先頭シアーホルツへの四球から野間の犠打で二塁に送られ、木村昇に適時タイムリー二塁打を浴びた。149キロの真っすぐで詰まらせたが、前進守備を敷いていたマートンのダイブが及ばなかった。「仕方ないことなので」。決定的な1失点に、厳しい表情でロッカーに引き揚げた。