ソフトバンク柳田悠岐外野手(26)が、プロ入り以来の目標であるトリプルスリー達成へ意欲をあらためて示した。柳田は現在88試合を終え、チームトップの17盗塁。シーズン換算27盗塁と、3割6分の打率、シーズン34本ペースの本塁打21本と比べ、やや後れを取っているが心配はない。30日は盛岡から都内に移動し、静養。「ボチボチのペース。無理して行こうとは思わないが、得点のチャンスが広がるようにしたい。まだ疲労もないし、しっかり走れる。行ける時は行こうと思います」と語った。

 飯田外野守備走塁コーチも「下位のチームで点差が開いている中で数を稼いでも、価値が下がるだけ。優勝争いをし、チームの勝利に貢献する中でトリプルスリーを達成してこそ誇れる数字。彼ならできる」と太鼓判を押す。柳田はリーグ連覇とトリプルスリー達成の2つを目標に、残り55試合、全力を注ぐ。【福岡吉央】