西武西口文也監督(53)は練習前、三塁側ベンチ裏からグラウンドに現れると、一目散に一塁側ベンチのほうへ早足になった。
ホームベース後ろで打撃練習を見守る楽天吉井理人監督(61)にあいさつするためだった。
シーズン途中の吉井監督の電撃就任が発表された17日、大阪市内のグラウンドで目を丸くした。「いや、ビックリしました」。7歳差で高校も違うが、同じ和歌山の出身だ。
昨季はロッテ監督だった吉井氏と対戦した。西武の13勝10敗2分け。勝ち越したものの「大先輩だし、理論派といいますか、本当に頭を使った野球という感じを受けました」と決して組みやすい相手ではなかったという。ソフトバンク小久保監督も含め、再び紀州出身の3人の監督がパ・リーグで戦う。
「今度球場で会った時にあいさつさせていただこうと思います」
西口監督が身を縮めてから5日、早くもそんなタイミングが。楽天の打撃練習中だったため、長い時間ではなかったが言葉をかわした。
どんな言葉をかわしたのか。西口監督は「まさかこんなに早く、またグラウンドでお会いできるとは思わなかったです、みたいな感じで」と、楽しそうに会話を再現した。【金子真仁】



