オリックス金子千尋投手(31)がわずか49球で緊急降板した。同点の4回無死二塁で、藤田へ初球を投じた直後、右肩の違和感によりそのまま交代となった。「投げても迷惑がかかると思った。肩のことは何とも言えない」と話し、近日中に病院で検査を受けることになった。福良淳一監督代行(55)は「金子は心配。検査してみないと分からない」と、出場選手登録からの抹消を決めた。

 試合は金子の降板後に逆転を許し、反撃も及ばず今季5度目の5連敗。借金は今季ワースト21となった。福良監督代行は「最後まであきらめなかったけどね」と厳しい顔で振り返った。