天が昌に味方した。

 今季限りでの引退を表明している中日山本昌投手(50)が7日広島戦(マツダスタジアム)に登板することが決定的となった。

 1日の広島戦が雨天のため中止。予備日だった7日に組み込まれることになった。中日にとってはこの試合が今季の最終戦になる。

 50歳まであと2日だった8月のヤクルト戦で痛めた左手人さし指は完治にはほど遠い。まだブルペンにも入っていない。前人未到の「50歳登板」を実現させるためには、少しでも時間が必要だった。

 思わぬ形でアシストされることになった山本昌はこの日、マツダスタジアム横にある室内練習場で軽めに調整。「7日に決め打ちで投げることになりました。1人だと思います。1球でもいいので完了して終わりたい」と意気込んだ。