ロッテ伊東勤監督(53)の来季続投が4日、確実となった。この日の日本ハム戦に勝ち、3位で2年ぶりのCS進出が決定。最終順位が確定したことを受け、試合後に山室球団社長が続投を要請した。伊東監督は「試合が終わったばかりで落ち着いた状態ではないので」と即答は避けたが、「ありがたい話。前向きに考えないといけない。断ることはないと思います」と明言した。数日内に受諾を回答する見込みだ。

 今季が3年契約の3年目。球団は過去2年間の実績も踏まえ、夏前から来季続投を基本線としてきたが、決定権は重光オーナー代行にある。同代行も伊東監督の戦いぶりを評価しつつ「Aクラス入り」を続投判断の大きな基準にしていたという。Aクラスが確定したことで、同代行の最終結論が下った。

 年数などの詳細は今後、詰める。伊東体制が続くことで、来季コーチ陣に大きな入れ替えはない見込み。山室社長は「チームを変えていって欲しいとお願いしている。引き出しをいっぱい持っている方」と、4年目の手腕に期待した。