道都大(札幌学生)が東農大北海道(北海道学生)を下し、通算2勝で2年ぶり5度目の神宮切符をつかんだ。1点を追う8回。同点としてなおも1死一、二塁の好機に、代打の高橋航平外野手(2年=横浜創学館)が左越え2点適時二塁打を放ち、勝ち越した。4月から雨天以外、毎日授業1時間前に、打撃練習を積んだ努力家は「先輩や仲間がつないでくれたチャンス。絶対に打つという気持ちで打った」と声を弾ませた。

 昨秋、リーグ史上初の6連覇を達成して臨んだ地区代表決定戦は東農大北海道に敗れた。今春はリーグ優勝を逃して2位。全部員にとって入学後初めて味わう屈辱をバネに今季、09年春以来のリーグ全勝Vでリベンジの舞台に駒を進め、3季ぶりの全国を決めた。秋は全国未勝利。須貝祐介主将(4年=旭川南)は「北海道代表として(昨年代表の東農大北海道の)ベスト4を超えたい」と宣言した。