ロッテが先勝し、CSファーストステージ突破に王手をかけた。

 鮮やかな逆転打だった。1点を追う2回1死満塁、今江敏晃内野手(32)が走者一掃の逆転二塁打を放った。日本ハム大谷翔平投手(21)の低め159キロを左中間へはじき返した。その後も着々と加点し、追いつかれることはなかった。

 ヒーローインタビューに立った今江は「今年一番の感触でした。あと1回勝てば…。でもそんな簡単には勝たせてくれないと思うので、とにかくあと1勝できるように頑張ります。できるだけ明日勝って決めたいと思います!」とファイナルステージ進出を約束。伊東勤監督(53)は「大谷は調子が良くなかったと思うけど、よくつながった。ゴリ(今江)がよく打ってくれたね」とねぎらった。