ロッテは1点リードの8回を任された大谷智久投手(30)が3失点し、逆転負けで1勝1敗となった。

 大谷は4番手で登板。先頭に与えた四球から崩れた。1死後、二塁内野安打と味方の失策で一、三塁。ブランドン・レアード内野手(28)に同点の中越え二塁打を許すと、なおも二、三塁から矢野謙次外野手(35)に2点適時打を打たれた。同点打は高く浮いた直球で「コースだけ間違えないように全力で投げた。結果、一番得意なところ、飛距離の出るところにいって、最悪の結果になってしまった」と声を落とした。

 ファイナルステージ進出には第3戦に勝つしかない。伊東勤監督(53)は「そう簡単にはいかないね。(大谷は)ずっと抑えてくれてたので、ここに来て打たれるのはショックが大きいですけど、明日はいよいよ最後の試合。どっちに転ぶか分からないですけど、逆に開き直れる」と前向きに締めた。