ヤクルトの日本シリーズの先発ローテーションが21日、明らかになった。24日の開幕戦を託されたのは石川雅規投手(35)で、第2戦は小川泰弘投手(25)が務める。第3戦は杉浦稔大投手(23)、第4戦は館山昌平投手(34)の順に決まった。CSファイナルステージでの順番なら館山が第3戦に先発するとみられたが、万全の状態で登板させることになったようだ。

 第5戦には中4日で石川を投入。第6戦に中5日の小川をぶつける。最終戦までもつれれば、石山か山中が先発する見込み。高津投手コーチは「7戦の先発は全て決まっている」と、多くは語らなかった。

 この日、神宮こぶし球場で行われた投手練習には、石川と小川の2選手が参加した。ブルペン投球を行ったのは、石川のみ。登板2日前にはブルペン調整を行うため、24日の先発が濃厚となった。「自分が任されたところで、しっかりと投げきるだけ」と気を引き締めた。小川は「楽しみな舞台。当たって砕ける気持ちで投げたい」と意気込んだ。交流戦では1勝2敗と負け越した相手。唯一の勝利を挙げている石川から、幸先の良いスタートを切る。