阪神の2軍投手コーチに就任した広島OBの高橋建氏(46)が7日、兵庫・西宮市内の球団事務所で入団会見に臨んだ。

 金本新監督とはカープ時代にチームメートだった。指揮官から直接、電話がかかってきて口説かれた。印象に残る言葉は「チームは広島ではないけど、阪神だけど、アメリカに渡るより楽だろ。一緒に頑張らないか」だった。高橋氏は笑顔で「現役時代に一緒にやっている。投げているときに後ろで守ってくれていた金本さんが一番好きだった。言葉が強く響いた」と話す。94年ドラフト4位で広島入団後は左腕エースとして活躍。09年に米大リーグ・メッツで28試合に登板するなど経験は豊富だ。「阪神のユニホームを着ることに非常にビックリしています。次の夢としてユニホームを着てコーチになりたいのがあったので、実現できて、うれしい気持ちでいっぱいです」と明かした。若手左腕が伸び悩んでおり、通算70勝左腕による育成に期待がかかる。9日から鳴尾浜で指導を開始する予定。