ルーキーの挑戦状を受け止めた。ロッテ鈴木大地内野手(26)が29日、同じ遊撃手であるドラフト1位の仙台育英・平沢大河内野手(17)とのポジション争いを歓迎した。高校生NO・1野手の入団に「ポジションがかぶれば勝負しないと。僕もレギュラーで3年間、やらせてもらっている。簡単に『どうぞ』と渡すのは違う」と、先輩としてのプライドをのぞかせた。

 平沢は契約を結んだ27日の会見で「野球になったら年齢は関係ない。ライバル心を持ってやっていきたい」と発言した。鈴木は「しっかりした性格。プロ向き。ロッテのために、すごくうれしい」と喜んだ。もちろん、負けるつもりはないものの、キャプテンとして、全体を見渡す度量がある。「他のポジションでも準備するのがプロ」と、あらゆる起用にも備えるつもりだ。

 オフもウエートトレーニングを続け、体力強化を継続している。この日は、千葉・木更津でトークショーを行い「目標を見失わないように」と言った。優勝が最大目標。そのためのチーム内競争とする。【古川真弥】