超優良助っ人の勲章や!! 阪神は8日、ランディ・メッセンジャー投手(34)と米国テネシー州アルコア市内のホテルで来季の契約を結んだと発表した。1年契約で推定年俸は3億円。来季は10年に阪神入りしてから来日7年目になる。戦後の歴代外国人では、60年代に活躍したジーン・バッキーや03、05年優勝の主力だったジェフ・ウィリアムスに並ぶ最長の在籍年数となる。

 年季が入っても、常にフレッシュな気持ちでマウンドに上がる。これが長く第一線で活躍できる秘訣(ひけつ)だろう。金本新体制になっても、気持ちの緩みはない。正式契約に際し、球団を通じて「金本新監督に使ってもらうためには、来日1年目の選手のように、キャンプ、オープン戦でしっかりと結果を出して自分の力を証明していきたいと思っています。来季も一生懸命、頑張ります」と誓った。

 闘志前面で荒々しいマウンドさばきは指揮官も大歓迎だ。「メッセンジャーなんか『来年の開幕はオレ』と言っている。それぐらいの気持ちを能見、岩田、藤浪にも持ってほしい」と話すほか、球団納会でも早くも来季の先発確定を明言した。阪神外国人の通算奪三振1位の若林忠志(965個)に残り26個と、射程圏内。記録にも記憶にも残る助っ人が来季もタテジマを着る。