【ホノルル(米ハワイ州)10日(日本時間9日)=田口真一郎】ソフトバンク千賀滉大投手(22)が指揮官と「男の約束」を交わしていた。この日はテレビ番組の収録で「水上ヨガ」に初挑戦。優勝旅行を楽しみながら、来季に秘めたる決意を抱いている。シーズン終了後、工藤監督から、ある指令を受けたからだ。
「平均で球速を5キロ上げろ!」
千賀は自己最速156キロを誇るが、スタミナ面に課題が残る。指令をクリアすれば常時150キロの直球を投げこむことになる。すでに来季先発起用を通達されている男は「平均で5キロ上げるのは大変なこと。でもやるしかない」。理想はバンデンハーク。「球界でも1、2でしょう。キャッチボールすると、気づいたら、顔の前にボールがある」。分かっていても、打者が前に飛ばせない直球を追求する。
プランはある。来春キャンプでは、ブルペンで変化球を封印し、直球だけで調整する予定だ。佐藤投手コーチがヤンキース田中にも伝授した鍛錬法。千賀もシーズン中に70球すべて直球を投げ、試合に臨んだ時があった。「直球だけを投げると、バテバテになる。まっすぐを磨きたい。体力が上がれば、技術も上がる」。秋季キャンプでは強化指定選手に選ばれ、体幹トレーニングに取り組んだ。
「水上ヨガ」では体幹の強さと抜群のバランス感覚を披露。体力面が向上すれば、自慢の速球を長いイニングで継続できる。「今年はまだ舞台慣れしていなかった。最初からフルで行って、ガス欠した。本当にやらないと落ちてしまう」。男の約束を守れば、先発ローテーションどころか、武田に並ぶ存在になる。



