ソフトバンクから海外FA権を行使した松田宣浩内野手(32)の去就問題が、いよいよ最終局面に入った。19日、福岡市内で行われたトークショー後、メジャー移籍か残留かで揺れる去就について明かした。

 「最後(代理人がオファーを)調整しているところまで話はきている。長引かせたくない。行くか行かないか、年内にはきっちり決める。今年中に終わって、新年を迎えたい」

 松田に対し、ソフトバンクは4年16億円の大型契約を提示。メジャーからはパドレスが2年4億円(推定)のオファーを出しているほか、他球団もすでに条件を提示済み。松田は「これから新しいもの(オファー)をもらう気はない。現状のもので判断する」と話しており、代理人が各球団と交渉してまとめた条件を比較し、来週中には結論を下す考えだ。

 テレビやイベント出演はこの日が年内最後。今後は来季に向けた自主トレに時間を充てるという。「まだ32歳なので、今後のことを思うと、いろんなことを考える。何を取るか、たくさんある中で何かを削らないといけない。国内他球団ではなく(メジャーは)別の野球なので決めにくい。最後まで揺れると思う」。ファイナルアンサーは、もうすぐだ。【福岡吉央】