広島のドラフト1位、大商大・岡田明丈投手(22)が鉄棒トレでフォームを固める。プロ入りへ向け、投球フォーム固定がテーマのひとつ。バランスを重視する右腕は大学進学後から自主的に懸垂を練習メニューに取り入れてきた。「握力、筋力、バランスがいる。どうしても(利き手の)右の方が強いのですが、フォームを安定させるためにはバランスが大事」。懸垂を速く行うことで瞬発系の筋肉を鍛え、ゆっくり行う懸垂で左右のバランスを意識するなどバリエーションは豊富。練習時間が限られた日には懸垂だけでトレーニングを終えることもあり、手のひらにはマメができている。

 22日はキャッチボールでも汗を流した。ドラ1右腕は球団トレーナーから指示された練習メニューに加え、自己流トレで来年1月9日の入寮に備える。