日本ハムが、厳格に設けてきた「ドレスコード」を一時解除することが3日、分かった。首脳陣と選手を含め、遠征中の外食時などにジャージーなどカジュアルな服装での外出を厳禁。対外的なイメージ悪化を防止するためのルール順守を徹底してきた。2月の米アリゾナ州ピオリアでのキャンプ期間中だけは、生活環境の違いなどから特例とする方針を固めた。

 快適なライフスタイルを模索する中で“規制緩和”を決めた。球団幹部は「日本とアメリカでは違うので、服装は節度を持った中でジャージーなどを認める」と説明。これまでは沖縄での1、2軍キャンプ、または選手寮を含めて、外出の際はジャージーやスエットの上下などを禁止。スポーツ用サンダルは控えるなど、足元に至るまで規則があった。

 一般人の目に触れる場所で、プロ野球選手として一定の品位を維持するための規則。米での生活中だけは緩め、機能性を尊重する。球団幹部は「着飾って外出するようなスポットもない。その方が、持ち込む荷物も少なくなる」とプラス面を考慮。海外キャンプ成否のキーワードの1つは「カジュアル」になる。