オリックスのドラフト1位吉田正尚外野手(22=青学大)が、新人合同自主トレ2日目でまさかのリタイア1号となった。11日、左足痛により神戸第2球場での練習参加を見送った。同市内の病院で検査し「左ふくらはぎの筋膜炎」と診断された。今後は10日間から2週間の別メニュー調整となる予定。2月の宮崎春季キャンプはB組(2軍)スタートが有力となった。

 球団広報によると、吉田正は入寮前の自主練習期間中に左足に違和感を発生。それを抱えたまま、前日10日の合同自主トレ初日に参加した。ティー打撃では自慢の高速スイングを披露。視察した福良監督をうならせたばかりで、一夜明けて何とも間が悪いリタイアとなってしまった。

 重傷ではないのが不幸中の幸い。田口2軍監督は2日連続で合同自主トレを視察。吉田正の離脱に「大したことないでしょう。焦る必要もない」とかばった。ただ、福良監督が考えを明かした2月9日に予定するキャンプ初の紅白戦での起用プランも、白紙に戻ることになりそうだ。【大池和幸】