日本ハム大谷が6日(日本時間7日)、今季初実戦となる紅白戦に「1番DH」で出場し、三振、併殺打の2打数無安打に終わった。

 大谷の初紅白戦に、メジャー各球団が早くも徹底マークを開始した。わずか2打席の試運転にもかかわらず、この日は提携球団のパドレスをはじめ、アリゾナ州内でキャンプを行うドジャース、ジャイアンツ、カブス、ロッキーズ、レンジャーズのほか、フロリダ州に施設を持つレッドソックス、ブルージェイズ、フィリーズの9球団が「大谷詣で」に訪れた。

 能力はすでに視察済み。今回は仕上がりチェックと「誠意」を見せる意味合いが濃い。元ドジャースGMで現ブルージェイズのダン・エバンス環太平洋スカウト部長は「投手としても打者としてもすばらしい才能。どちらも捨てがたく、将来的には彼自身が選択すればいい」と手放しの高評価。10日(同11日)に予定される初登板(対韓国ロッテ)には、大多数のメジャー関係者が視察に訪れる見込みだ。【四竈衛】